協会概要
Association overview
令和元年度末における、全国の下水道管渠の総延長は48万kmとなり、標準対応年数50年を経過した管渠の延長約2.2万Km(総延長の5%)が、10年後には7.6万Km(16%)、20年後には17万Km(35%)と今後急速に増加します。特にパイプラインにおける維持管理については様々な手法が検討されておりますが、現在の厳しい日本経済状況を考えますと、より経済的、より高品質の再構築技術開発が急務であります。
このような状況におきまして、欧州にて展開している各種の管更生工法の情報をもとに、光硬化技術の工法へとたどりつき、皆様と共に日本国内での展開を図るべく技術導入致しました。開発業者である㈱SORSは、「J-TEX工法」の名称で(公財)日本下水道新技術機構の審査証明を令和3年3月18日に取得致しました。
このJ-TEX工法は従来の温水硬化蒸気硬化と違い、短時間での施工、少数機材での施工、少人数での施工が可能となります。安全かつ安価で確実な改築を実現する技術の開発改善、そして普及活動を行うことを目的とし、脱炭素時代の追い風に乗り全国展開すべく、ここにJ-TEX工法協会を設立致しました。